ハングルの子音字について動画で学ぶ
子音の勉強に入る前に、ハングルという文字自体に初めて触れる方もいらっしゃると思うので、まずは前回学んだ「母音」の復習(『123! 韓国語』14〜17ページ)から始めます。
母音の復習
体を使うと覚えやすいと思うので、ぜひ動画を見ながら、母音の発音を練習してみてください。
※動画では時間の都合上、「아, 어, 오, 우, 으, 이」のみをピックアップして復習しています。
子音字を書く位置について
上の図の中で赤字で書いてあるのが子音を表す字で、黒字で書いてあるのが母音を表す字です。ハングルは必ず子音字と母音字を一緒に書きますが、母音だけを表したいときは必ず、無音を表す子音字「ㅇ」を一緒に書きます。
従って、赤字で書いてある「ㅇ」の部分に他の子音字を入れ替えて書くことができます。早速例を見てみましょう。
子音字「ㄴ, ㅁ, ㄹ, ㅅ, ㅎ」
教科書(『123! 韓国語』)の18ページに「ㄴ, ㅁ, ㄹ, ㅅ, ㅎ, ㅇ」と6つの子音字が載っていますが、上で「ㅇ」は説明をしたので、その他の子音字を学んでいきます。
上の表で、縦に「ㅇ, ㄴ, ㅁ, ㄹ, ㅅ, ㅎ」と6つの子音字があり、横に並んでいる6つの母音字「ㅏ, ㅓ, ㅗ, ㅜ, ㅡ, ㅣ」があります。
ここで習った子音字と母音字を組み合わせることで、皆さんはすでに36のハングルが読めるようになりました。
※動画では時間の都合上、「ㅅ」の説明を省略しているため、全部で30の文字が読めるようになったという説明になっています。「ㅅ」については、教科書およびこの記事にてご確認ください。
ハングルは「子音字+母音字の組み合わせ」でできているということを学んだので、これから習う新しい子音字や母音字も同じように組み合わせることで、さらにたくさんのハングルが読めて書けるようになります。
子音字「ㄱ, ㄷ, ㅂ, ㅈ」
続いて、教科書(『123! 韓国語』)の20ページに載っている子音字の「ㄱ, ㄷ, ㅂ, ㅈ」を学びます。下記にある表を見ていきましょう。
有声音化
上の表を見ると、「ㄱ, ㄷ, ㅂ, ㅈ」の横にローマ字の読み方が2つずつ書いてありますよね。この4つの子音字は、文章のどの位置に来るかによって発音が異なります。
語頭(単語もしくはフレーズの一番最初の文字)に来る場合は「k, t, p, ch」のように発音し、語中(単語もしくはフレーズの途中〜最後)に来る場合は「g, d, b, j」のように発音します。
これを「有声音化」といいます。日本語には濁音(有声音)を表すための文字「濁点」がありますが、韓国語には濁音を表す文字はないものの濁音自体は存在するため、このような現象が起きます。
「有声音化」という用語を使うと難しく聞こえてしまいますが、今回はあくまでも文字の勉強であり、発音の勉強ではないので、そんなに難しく考えずに、韓国語にも濁る音があるということを覚えておいていただければ大丈夫です。
次回予告
次回の動画の内容をお伝えします。『123! 韓国語』STEP 5では今回習っていない新しい「子音」を著者の一人である稲川右樹先生と学ぶ予定です。