韓国語の「名詞+〜です」を学ぶ!大人気入門書『やさしい基礎韓国語』著者が徹底解説

韓国語の「名詞+〜です」を学ぶ! 大人気入門書『やさしい基礎韓国語』著者が徹底解説

こんにちは、『1日たったの4ページ! やさしい基礎韓国語』著者の秋山と申します。前回の動画で「私は」など、「〜は」に当たる韓国語の助詞をご紹介しました。

この動画では、「名詞+〜です」という表現を学んでいきます。前回学んだ内容と合わせると、「私は〜です」と自己紹介ができるようになるので、ぜひ覚えてみてください。

韓国語の「名詞+〜です」について動画で学ぶ

丁寧な「〜です」という表現を学ぶ前に知っておきたいこと

今回学ぶ、「〜です」という丁寧な表現を学ぶ前に、丁寧ではない言い方を知っておく必要があるので、少し解説します。

丁寧でない表現というのは、「〜だ」という形です。これを韓国語では、~이다と言います。これをどうやって丁寧にしていくのかを学んでいくのですが、その前に1つ知っておかなければいけないことがあります。

語幹について

それは「語幹(ごかん)」についてです。語幹というのは、用言の基本形から-다を取った部分のことを言います。

秋山卓澄 プロフィール写真 キソカン

今回学ぶ~이다では、이の部分が語幹になります。

この語幹というものは、韓国語を勉強する上で必須の知識になっているので、早い段階で覚えておくと後々楽になってくると思います。

韓国語の丁寧な表現「〜です」を学ぶ

それでは、この~이다をどのように丁寧な表現にしていくのか見ていきましょう。

丁寧な表現にする場合
語幹 + ㅂ니다

「〜だ」という意味の~이다を丁寧な表現にして、「〜です」にする
語幹 이 + ㅂ니다

書き方をさらに詳しく解説!

上で、~이다の語幹이に-ㅂ니다を付ければ、丁寧な「〜です」になると説明しましたが、-ㅂ니다の最初の文字であるㅂは、前回の動画でご紹介したパッチムです。

パッチムだけでは文字として成り立たないので、語幹である이の下にㅂを書いて、입と書きます。そしてそのまま니다をつなげて書いていき、~입니다となります。~입니다の読み方は、imnidaとなります。

皆さんも「〇〇イムニダ」というのを耳にしたことないですか? その「イムニダ」が、今回学んでいる~입니다です。

~입니다は「〜です」という表現になるので、~입니다の前に名前を付ければ自己紹介ができるようになります。

「名前+입니다」という表現を使って自己紹介をしてみよう

まずは私の名前を例にして、実際にどのように使うかを見ていきます。

前回の動画で学んだ「저는(私は)」という表現を応用します。「あきやま」は아키야마と書くので、その後ろに~입니다を付けて、

저는 아키야마입니다.
私はあきやまです。

これで、「私はあきやまです」という表現になります。

前回の動画で「〜は」に当たる助詞~은/는の勉強をした時に、前に来る名詞の最後の文字にパッチムがある場合は~은で、ないときは~는を使うという説明をしましたが、この~입니다に関しては前に来る名詞の最後の文字にパッチムがあってもなくても、~입니다を使います

もう少し名前を使った具体例を見ていきたいと思います。

저는 하나입니다.
私ははなです。

저는 린입니다.

私はりんです。

저는 준입니다.

私はじゅんです。

このように「名前+입니다」で自己紹介ができるようになります。ぜひご自身の名前を入れて練習してみてください。

「地名+입니다」という表現を使って出身地などを言ってみよう

名前以外にも「どちらにお住まいですか」「出身はどちらですか」などを聞かれたときにも「地名+입니다」で出身地や住んでいるところを言うことができます。

いくつか例を見ていきましょう。

저는 나하입니다.
私はなはです。

저는 미토입니다.

私はみとです。

저는 요코하마입니다.

私はよこはまです。

というように地名を入れて使うこともできます。

「職業+입니다」という表現を使って自分の職業を言ってみよう

また、「お仕事は何されているんですか」と聞かれたときには、~입니다の前に職業を入れることで、自分の職業を言うことができます。

저는 학생입니다.
私は学生です。

저는 주부입니다.

私は主婦です。

저는 가수입니다.

私は歌手です。

저는 배우입니다.
私は俳優です。

このように~입니다の前にさまざまな名詞を付けることができます

ワンポイントアドバイス

また、自己紹介の時に「お名前は何ですか」と聞かれ、「私はあきやまです」と答えた後に続けて、「どこにお住まいなんですか」「お仕事は何ですか」と聞かれ、「私は東京です」「私は教員です」などと、いちいち「私は〜」と付けることは少ないですよね。

韓国語も日本語と同じように、必ずしも毎回저는を付けずに、학생입니다と答えるだけでも大丈夫です。

最初のうちはとにかくいろんな名詞を入れてみて、「名詞입니다」と言えるように練習してみてください。

1日たったの4ページ! やさしい基礎韓国語』の後ろの方にいろんな名詞が載っているので、そちらも活用しながら「名詞입니다」の練習をしてみてください。

動画で3回にわたって韓国語の基礎をお伝えしてまいりましたが、いかがでしたでしょうか。「韓国語って身近なものかもしれない」「思ったよりも簡単そうだな」というように、気軽に勉強できるものだということが分かっていただけたら幸いです。

皆さん、引き続き韓国語の勉強をがんばってください!

この記事を動画で見る

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