今回は「顔」と「首」を含む表現について見てみましょう。「顔」や「首」に該当する表現は、얼굴、낯、목などがありますが、慣用句では、얼굴の俗っぽい言い方である낯(顔、面)という単語がよく使われます。
※直訳したものがそのまま日本語にも存在する場合を除き、韓国語からの直訳を本文に記載しています。
記事の目次
「顔・首」にまつわる韓国語の慣用句
얼굴이 굳어지다(顔が引きつる)
直訳:顔が固まる
ハングル検定準2級
〈部長が一番気にしていることをずけずけと…〉 부장님 얼굴이 확 굳어지시더라. 部長の顔がさっと引きつってたよ。
낯이 익다(見覚えがある)
直訳:顔が慣れている
ハングル検定準2級
〈どこかで見たことある顔…〉 어디서 본 적 있지 않아요? 낯이 익은데. どこかで会ったことありません?見覚えがあるけど。
낯을 가리다(人見知りする)
直訳:顔を分ける
ハングル検定準2級
〈この子たち僕を見て何で泣くの?〉
그게 아니고 애들이 낯을 가리는 거야.
そうじゃなくて、子どもたちが人見知りするんだよ。
낯가죽이 두껍다(面の皮が厚い)
ハングル検定準2級
〈同級生に迷惑を掛けまくったあいつがのこのこ現れたんだって〉
걔는 낯가죽이 두꺼워서 그러고도 남을 애야.
あいつは面の皮が厚いって言っても言い足りないやつだよ。
얼굴이 두껍다と言うこともできます。また、두껍다の対義語얇다(面の皮が薄い)を使うと「恥ずかしがる」の意味になります。
목이 날아가다(辞めさせられる)
直訳:首が飛ぶ
ハングル検定準2級
〈今日も会社サボろうか?〉
아니. 이러다가 목 날아가.
いや。そんなことしたら辞めさせられるよ。
목이 빠지게 기다리다(首を長くして待つ)
直訳:首が抜けるくらい待つ
ハングル検定3級
〈来るのが遅いですよ!〉 다들 목이 빠지게 기다리고 있어요. みんな首を長くして待っていますよ。
목이 잠기다(喉がかれる)
直訳:首が閉じる
ハングル検定準2級
〈どうしたんだ、おまえの声?〉 너 오늘 완전히 목이 잠겼구나. 君、今日は完全に喉がかれているね。
この記事が掲載されている書籍
韓国語学習ジャーナルhana Vol. 23「覚えておきたい体の慣用句77」
著者:hana編集部
価格:1518円(本体1380円+税10%)
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