文章副詞は、用言ではなく文全体を修飾する副詞の総称です。ここでは文章副詞のうち、話者の態度を表す様態副詞を中心に扱います。この副詞のほとんどは、一緒に使われる用言が特定の活用形になります。
記事の目次
역시(やはり)
ハングル検定4級
역시 니가 최고야.
やっぱりおまえが最高だよ!
마치(まるで、ちょうど)
ハングル検定3級
마치 공주라도 된 것 같은 기분이야.
まるでお姫さまになったみたいな気分よ。
아무리(いくら~でも)
ハングル検定3級
아무리 철이 없어도 어떻게 그런 말을 하니?
いくら幼くても、どうしてあんなことが言えるの?
만약(もし)
ハングル検定3級
내가 만약 서러울 때면 누가 날 위로해 주지?
もし私が寂しいときは誰が慰めてくれるのかしら?
비록(たとえ~でも、~ではあるものの)
ハングル検定3級
비록 가난해도 먹는 거 하나는 잘 먹자.
たとえ貧しくても、食べることくらいはよく食べよう。
一緒に使われる用言は、-아/어도または-지만のいずれかの形になります。비록 -아/어도は「たとえ~でも」とそのまま訳すことができますが、비록 -지만は文全体を見て訳す必要があります。비록 가난하지만なら「貧乏ではあるが」、비록 늦었지만なら「遅れはしたものの」など、譲歩の意味で訳せば大丈夫です。
차라리(いっそ、いっそのこと、むしろ)
ハングル検定3級
차라리 나를 장동건이라 불러라.
いっそ俺をチャン・ドンゴンと呼べ。
어차피(どうせ、どのみち、いずれにしろ)
ハングル検定準2級
어차피 이렇게 된 거 그냥 도망가자. どうせこうなったんだから、そのまま逃げよう。
그나마(それさえも、それだけでも)
ハングル検定準2級
다치지 않아서 그나마 다행이에요.
けがをしなかったので、それだけでも幸いです。
~이나마(~だけでも)という助詞が그(それ)に付いてできた副詞です。그나마 다행이다は非常によく使われる言い回しで、日本語の「不幸中の幸い」に近いニュアンスを持っています。
この記事が掲載されている書籍
韓国語学習ジャーナルhana Vol. 21
「表現の幅が広がる副詞100例」
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著者:hana編集部
定価:1518円(本体1380円+税10%)
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