韓国語を学び始めて、一番最初に訪れる難関は「発音変化」ではないでしょうか?
ハングルの母音と子音を覚えて、早速読んでみよう!と思ったのに、文字通りに読まない単語が多すぎる……。それは、韓国語は表記と発音が一致しない、「発音変化」がたくさん起きているからなのです。
この記事は
- 初めて「発音変化」を知る方
- 「発音変化」がなかなか覚えられない方
- 一通り「発音変化」は学んだけれど実際の会話でスムーズに話せない方
に向けて、「発音変化」のルールを一つひとつ分かりやすく解説していきます。
前回の「濃音化(前編)」に引き続き、今回も濃音化を学びます。
シリーズの第5弾では、濃音化の中でも中級レベルになるために知っておきたい例外的な濃音化のルールについて見ていきます。
(発音変化の全容については「総まとめ」の記事を参照)
ハナタス
5回目のこの記事は、濃音化(後編)!
漢字語の濃音化
1つの漢字語の中で、ㄹパッチムの次にㄷ、ㅅ、ㅈが続くと、それらが濃音化します。
接尾辞的に使われる漢字語や合成語の濃音化
次のような漢字が接尾辞的に使われるとき、濃音化が起こります。
他にも次のような漢字で濃音化が起こるので覚えておきましょう。
ただし、これらの漢字でも接尾辞的に使われているのか曖昧な場合は濃音化しないこともあるため、辞書で発音を確かめるなど、都度確認しながら覚えていく必要があります。
複合語、合成語の濃音化
「固有語+漢字語」、「固有語+固有語」から成る複合語や合成語において、前の単語がㄴ、ㄹ、ㅁ、ㅇパッチムで終わり、後ろの単語がㄱ、ㄷ、ㅂ、ㅅ、ㅈで始まるとき、それらが濃音化します。
いかがですか? 濃音化の後編では中級レベルになるために知っておきたい濃音化のルールを見ていきました。
一度に覚えるのは大変だと思うので、日々の学習で出合う単語の発音をしっかり辞書で調べるようにして、慣れていきましょう!
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