韓国語の副詞は、修飾する対象となる動詞や形容詞、副詞の直前に来た方が自然であるといわれます。
単語を修飾する副詞
しかし、全ての副詞がそうかというと、そうでないものもあります。修飾対象の直前に来た方が自然なのは、その動作や状態を直接修飾して限定する副詞です。
例として좀、잘、많이、빨리、더、아주、곧など、多くの副詞が挙げられます。否定副詞の안と못もこの仲間です。
これらの副詞は、「名詞+하다」から成る하다動詞(例えば공부하다)を修飾する場合には、名詞と하다の間に入り込んで공부 좀 하다のようになるので、注意しましょう。
ついつい좀 한국어 알아요って言っちゃうよね! 한국어 좀、한국어 좀って繰り返し言う練習をするのも効果的だよ。
文全体を修飾する副詞
それに対して、特に動詞などの前に来なくてもよいのは、文全体に係る副詞です。
これには오늘、내일、어제などの時を表す副詞、가끔、언제나、항상といった頻度を表す副詞、아마、반드시、설마、혹시などのように用言の形と呼応して全体に係る副詞が挙げられます。
何を修飾しているかが大切
ただし、頻度を表す副詞などは、文に係る場合と用言に係る場合とがあり、場合によっては用言の直前に置く方が自然な場合もあります。
つまり、どこを修飾するかによって変わるということです。
「パンを食べています」の全体を修飾するなら언제나 빵을 먹어요だけど、「食べています」のところだけを修飾するなら빵을 언제나 먹어요と言ってもいいんだね!
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