勉強熱心な韓国人は読書熱も高め。もっと本を身近に感じてもらいたいと서울(ソウル)市が行っている「책읽는 서울광장(本を読むソウル広場)」が今年も始まりました。
韓国語の本が読み放題なのもいいですが、読書をせずにコーヒーを飲んだり、ステージで開かれる公演や映画をぼーっと見たりしているだけでもOK! 誰でも自由に利用できます。
色とりどりのクッションが置かれたソウル市庁前がメイン広場
서울시청(ソウル市庁)前の서울광장(ソウル広場)で毎年開かれている野外図書館「本を読むソウル広場」が今年も4月18日(木)から始まりました。
こちらはソウル市民が選ぶ政策1位にも選ばれる人気のイベント。ソウル市庁前の芝生が植えられた広場にさまざまなジャンルの本や絵本が並び、自由に読むことができます。
青空の下、カラフルなクッションに身を委ねて読書をしたり、うたた寝をしたり。週末は特設ステージで歌や演奏も披露され、日没後は映画の上映も予定されています。
また、子どもが退屈しないようにと、놀이존(遊びゾーン)があるのも子連れにはありがたい限り。少子化が止まらない韓国だからこそ、子連れに優しい取り組みが最近増えています。
ソウル市民に人気の本や、家族や育児、恋愛関係の本など、ジャンルごとに分けられているので探しやすいのも◎。日本でも話題になった『아몬드(アーモンド)』もありました。
ソウル市のマスコット・해치(ヘチ)も読書中。写真は去年のものになりますが、今年も同規模、またはそれ以上のイベントを予定しているとのことなので、期間中ソウルに行かれる方はぜひ立ち寄ってみてください。
ちなみに、暑さを避けるため6~9月は木~日曜の16~21時のみの運営となるのでご注意を。
イベント情報詳細
※天候によって中止になることもあるので、心配な方は公式ホームページで確認の上、ご訪問ください。
景福宮のすぐ近く、光化門広場でも開催。気に入った本は教保文庫で購入しても
撮影当日はまだ準備がされていませんでしたが、광화문광장(光化門広場)でも開かれる「本を読むソウル広場」。コロナ禍の工事を経て2022年8月に完成した光化門広場の様子を撮ってきました。
車線を減らすことで憩いの場を広くし、緑を多く配してソウルの中心にいながら自然を感じられるように。噴水やベンチも増え、週末は家族連れやカップルでにぎわいます。
歴史的な要素も加えられ、朝鮮建国から現在に至るまでの歴史が約630の石板に刻まれた“歴史水路”や、昔の門や堀、井戸、排水路などの一部を展示する“発掘文化財展示場”などもあります。
フードトラックが集まる푸드존(フードゾーン)が開かれることも。手作りのアクセサリーや雑貨を売るブースもありました。
こちらは期間限定のイベントですが、ソウルではこうしたイベントがいろいろな所で開かれているので、運良く出合えた方はぜひチェックしてみてください。
광화문역(光化門駅)に通じる地下道には自分のスマートフォンから写真を転送して参加できるメディアアートもあるので、併せて楽しんでみては。
そして、光化門駅と言ったら韓国最大級の本屋「교보문고(教保文庫)」に直結しています。日本語の書籍を多く扱うので、在韓日本人にとってはとてもありがたいこちら。
ソウル市庁前からも歩ける距離なので、「本を読むソウル広場」で気になる本に出合えたら、教保文庫で購入するのもいいでしょう。