さて、1月といえば新年会の季節。仕事の仲間や、学校の友達と、おいしいご飯を囲んでお酒を飲む機会も多いのではないでしょうか。
あまりにも楽しくて、ついお酒が進んでしまうのですが。皆さんはいかがですか？
胃腸に優しくない、この季節、ぜひお勧めしたい韓国のスープがあります。
북엇국（干しダラのスープ）
今日、ご紹介するスープは、「북엇국」という、干しダラのスープです。북어とは、スケトウダラを開き、海風にさらして干したもの。
高たんぱく、低カロリーで、韓国では、二日酔いに効果抜群といわれています。
干しダラのスープは家庭ではもちろん、食堂でも定番メニューで、二日酔いのサラリーマンが朝食に干しだらのスープ定食を食べる姿も見られます。
また、お酒を飲まない人にもうれしい効果が。干しダラには、各種ビタミンやカルシウムも豊富なので、美肌効果があるともいわれ、ダイエットの際の食事にも最適なんですよ。
干しダラは韓国現地のスーパーか、日本では韓国食材を扱う専門店でしか手に入らないかと思っていたのですが、最近は全国展開している大手輸入食材店「カルディ」のエスニックコーナーや楽天市場などインターネットを通じても購入できるようです。
韓流のおかげで、干しダラが近所で買えるようになったんだと、感無量。皆さんも見つけたらぜひお手に取ってみてくださいね！
作り方は至って簡単！干しダラを水に戻し、大根やネギなどの野菜、それにお豆腐と一緒に煮込んだら、卵でとじて出来上がり。さっそく詳しい作り方を見てみましょう。
材料 ※1人前
- 干しダラ：30ｇ
- 大根：100g
- 豆腐：1/4丁
- 生青唐辛子：1/2本
- 生赤唐辛子：1/2本
- 長ネギ：1/3本
- ごま油：大さじ1/2
- 塩：適宜
- 水：400ml
- 昆布：1枚（4cm×4cm）
- 卵：1個
양념（ヤンニョム）の材料
- みりん：大さじ1/2
- しょうゆ：大さじ1/2
- ごま油：大さじ1/2
- 塩：少々
準備
- ボウルに水400mlと昆布を入れ、一口大に裂いた干しダラを入れ30分置く。
- 양념を뚝배기（チゲ用の鍋）などの小さめの鍋に入れて混ぜ合わせておく。
- 大根はいちょう切り、ネギは小口切り、赤・青唐辛子は種を除き細切り、豆腐は1cmほどの角切りにする。
作り方
- 水に戻した干しダラの水気をよく絞り、準備2の鍋に入れたら、素手でよく揉み、ヤンニョムをなじませる。
- 中火にかけて、干しダラを香ばしい香りがするまで炒める。大根を入れたら、ごま油大さじ1/2を加え、大根の表面が透き通るまで炒める。
- 鍋に、準備1の干しダラを戻した昆布だしを注ぎ入れ、そこに豆腐を入れる。あくを丁寧に取り除きながら10分間煮込む。
- 塩で味を調えたら、溶き卵を回し入れ、ネギと唐辛子入れる。火を止めて余熱でネギに火を通し完成。
お野菜は定番の大根とネギを使いましたが、もやしやニンジン、ホウレンソウなど、冷蔵庫に残っているお野菜を入れても大丈夫。
韓国の家庭では、その日残っている野菜を入れて、冷蔵庫掃除も兼ねて作るお手軽スープです。
干しダラから、いいだしが出て、胃に染み渡ります。飲みすぎた翌日や、食べ過ぎた翌日に、ぜひ食べていただきたいですね。
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