一日一文、美しい韓国語を読む<2024年5月1日〜8日分>

一日一文、美しい韓国語を読む<2024年5月1日〜8日分>

毎日0時に更新されている「一日一文」を8日分まとめた記事です。過去に掲載された文章が読めるよう、2週間限定(9月23日までの公開)で掲載します。

재혼에 대한 항변(2024.5.1 配信分)

중년의 유명 여배우가 만난 지 고작 두 달 만에 초고속으로 재혼했다며 떠들썩했습니다.

행복한 결혼생활을 자랑도 했고요. 그런데 그 배우가 다시 이혼했다고 하네요.

이런 경우, 대다수의 사람들은 “결혼 한 번 해 봤으면 그만이지, 뭐 하러 또 해서 저런 사달을 만들어?”라고 합니다.

잘살았다면 좋았겠지만 불행을 견디기보다 헤어지겠다는데, “그러니까 왜 재혼을 하냐?”고 질책합니다.

내가 항변해 주겠습니다.

왜긴? 행복하려고 했지. 이럴 줄 누가 알았냐고.

日本語訳
「再婚に関する反論」

中年の有名な女優が、出会ってからたった2カ月の電撃再婚をしたと大騒ぎになりました。

幸せな結婚生活を自慢してもいました。ですが、その女優がまた離婚したそうです。

こういう場合、ほとんどの人は「結婚は1回すれば十分なのに、どうしてまた結婚してああやって問題を起こすんだ?」と言います。

幸せならよかったのですが、不幸を耐えるくらいなら別れますという人に向かって、「だったらなんで再婚するの?」と詰め寄ります。

私が反論してあげます。

なんでって? 幸せになりたかったからだよ。こんなはずじゃなかったのに。

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結婚式を挙げる男女のイラスト

호르몬(2024.5.2 配信分)

호르몬은 여러 샘에서 분비되어 생리적 기능을 원활하게 하고, 항상성을 유지시킨다고 한다.

사람의 행동에도 영향을 끼치는데, 내가 요즘 눈물이 많은 이유인가 싶기도 하다.

아니, 눈물은 사실 화장품을 과하게 발라도 눈이 시큰거리면서 줄줄 흐른다. 덕택에 아이라인이 같이 지워져서 짝눈이 될 때도 있다.

나의 오랜 두통은 환경이 변해서 항상성을 잃으면 어김없이 찾아온다.

이것은 세로토닌이 좌우한다는데, 세로토닌은 일명 행복호르몬이다.

행복과 두통이라… 묘한 연관이다.

日本語訳
「ホルモン」

ホルモンはさまざまな腺から分泌され生理的機能の働きを円滑にし、恒常性を維持すると言う。

人の行動にも影響を及ぼすが、私が最近涙もろい理由かと思ったりもする。

いや、涙は実際のところ、化粧品を塗り過ぎたときも目がずきずきしてだらだら流れる。

おかげでアイラインが一緒に消えて、目の大きさがアンバランスになることもある。

私の昔からの頭痛は、環境が変わって恒常性を失うと必ずやってくる。

これはセロトニンが左右するというが、セロトニンは別名、幸福ホルモンである。

幸福と頭痛とは……奇妙な関係性である。

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セロトニン

나비(2024.5.3 配信分)

봄의 나비축제가 열린 전라남도 함평 소식을 들었습니다.

나비, 하면 우선 동요부터 떠오릅니다.

한국과 일본 양국에 다 있는데, 각각 가사는 다르지만 기본 곡조가 거의 비슷합니다.

작사, 작곡이 일본인가? 하고 찾아보았더니, 웬걸, 독일입니다.

19세기의 독일인 교사 프란츠 비데만이 지은 동요 〈어린 한스〉를 일본에서 번안하여 〈나비〉로 이름 붙여 불렀고, 그것을 다시 한국에서 〈나비야〉로 번안하여 불렀다네요.

어떨 때는 모두가 아는 것을 나만 모르는 듯한 생각도 듭니다.

日本語訳
「チョウ」

春のチョウ祭りが開かれた、全羅南道の咸平(ハムピョン)*の話を聞きました。

チョウというと、まず思い浮かぶのが童謡です。

韓国と日本の両方にあるのですが、それぞれ歌詞は違っていても基本の曲調はほとんど同じです。

作詞、作曲は日本かな?と思って調べてみたところ、とんでもない、ドイツでした。

19世紀のドイツ人教師フランツ・ヴィーデマンが作った童謡「幼いハンス」を日本で翻案し「ちょうちょう」と名付けて歌い、それをさらに韓国で「ちょうちょう」に翻案して歌ったということです。

時々、みんなが知っていることを私だけが知らないような気持ちになることもあります。

*光州広域市の西に位置する郡

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チョウと花のイラスト

살구 소주(2024.5.4 配信分)

새로 나온 살구 소주에 그려진 그림이 호기심을 자극합니다.

토실하게 열매 맺은 살구나무 아래서 향기를 맡는 듯한 여우인데, 눈을 감고 앞발도 하나 들고는 생각에 잠긴 듯, 향기에 취한 듯합니다.

살구는 색이 있고, 여우는 흑백으로 표현해 대비를 이룹니다.

소주 패키지 하나에 무슨 사연일까 궁금해하기는 또 처음입니다.

〈어린 왕자〉 속 여우는 길들여지기를 바랐고, 한국 설화 속 여우는 인간의 간을 빼먹습니다.

술을 마시면 간이 상하고, 살구씨의 기름은 여우를 잡는다네요.

日本語訳
「アンズ焼酎」

新しく出たアンズ焼酎*に描かれた絵が好奇心を刺激します。

ふっくらとした実を付けたアンズの木の下で香りを嗅いでいるようなキツネなのですが、目を閉じ、片方の前足も持ち上げて、考えに浸っているよう、香りに酔っているようです。

アンズは色が付いており、キツネは白黒で表現され、対比を成しています。

焼酎のパッケージ1つにどんな背景があるのか気になるのは初めてのことです。

「星の王子さま」の中のキツネは飼い慣らされることを望み、韓国の説話に出てくるキツネは人間の肝臓を抜き取って食べます。

お酒を飲めば肝臓が傷つきますし、アンズの種の油はキツネを捕まえる**と言いますよね。

*商品名「새로 살구(セロ アンズ)」。ロッテ七星飲料が製造販売する焼酎「セロ」にアンズ果汁を加えた新商品
**キツネが好むとされるアンズの種の油に猟師が毒を混ぜ、キツネは毒と知りつつも誘惑に勝てず食べて死んでしまうという寓話から

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キツネのイラスト

공동육아(2024.5.5 配信分)

육아로 힘들어하는 부모를 위한 정책이 많기는 하지만 주로 돈을 주는 쪽으로 집중되어 있습니다.

그러나 육아를 돈으로만 할 수야 없겠습니다.

엄마 또는 아빠 혼자 고군분투하기에는 버겁습니다.

가족의 형태도 다양해졌으니 이제 온 마을이 다같이 아이들을 키운다면 얼마나 좋을까 하는 상상을 합니다.

마을 공동체가 똘똘 뭉쳐 할머니, 할아버지가 되어 주고, 고모, 이모, 삼촌이 되어 육아를 함께 하면 얼마나 좋을까 싶은 것입니다.

그러나 부작용도 클 테니, ‘꿈도 야무지다!’라고 하겠지요.

日本語訳
「共同育児」

育児で大変な両親のための政策が多いことは多いのですが、主にお金をくれる方向に集中しています。

しかし育児をお金だけではやっていけません。

母親もしくは父親一人で孤軍奮闘するには荷が重いです。

家族の形も多様化しており、今となっては、村全体が一緒に子どもを育てるのならどんなにいいだろうかという想像をします。

村共同体が一丸となって、おばあさんやおじいさんとなり、おばさんやおじさんとなり、育児を一緒にやったらどんなにいいだろうかと思うのです。

しかし副作用も大きいはずで、「あまりにも大きな夢だ!」と言われそうです。

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子どもを連れた複数の親子のイラスト

각설이 타령(2024.5.6 配信分)

‘작년에 왔던 각설이가 죽지도 않고 또 왔네.

얼씨구씨구 들어간다 절씨구씨구 들어간다’ 하고 노래하는 각설이 타령이 있다.

집집마다 대문을 열어 놓고 살아서, 아무나 들어오는 곳이나 다름없던 시절, 나는 마당에서 햇빛을 쪼이고 있었다.

그때 불쑥 바가지를 든 ‘손님’이 들어왔는데, 그가 타령을 어찌나 구성지게 잘 부르는지 넋을 잃고 바라보았다.

엄마가 밥을 한가득 들고 나와 바가지에 담아주자, 손님은 정중하게 절을 하고 나갔다.

그때부터 나는 이 타령이 그렇게 좋았다.

日本語訳
「カクソリ節」

「去年来ていたカクソリ*が死にもせずにまた来たよ。

エッサエッサやって来る、ホイサホイサやって来る」と歌うカクソリ節がある。

どの家も表の門を開け放して暮らし、誰でも入ってこられる場所同然だった時代、私は庭で日に当たっていた。

その時、突然パガジ**を持った「お客さま」が入ってきたのだが、彼のカクソリ節があまりにも渋く上手だったので、我を忘れて見入っていた。

母がご飯をたっぷりと持って出てきてパガジに入れると、お客さまは丁寧にお辞儀をして出て行った。

その時から私は、このカクソリ節がとても好きなのだ。

*家の前で物乞いをして金品をもらいながら芸をする人。門付け芸人
**ふくべ(ひょうたんの実)を2つに割って作った、水をくんだり穀物を測ったりするのに使う容器。現代ではプラスチック製のものが普通

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바가지 그림

한국인의 일생(2024.5.7 配信分)

5월에는 한국인의 일생이 어떻게 흘러가는지 새삼 생각하게 됩니다.

태어나 백일이 되면 백일잔치를 하고, 1년이 되면 돌잔치를 하며, 돌잡이로 무엇을 집는지, 큰 관심을 받습니다.

연필을 집으면 공부를 잘할 것이라 좋아했던 어른들이 이제는 돈을 집어야 환호한답니다.

초등학교 때부터 고등학교 때까지는 학원을 돌며 공부만 합니다.

대학을 가고, 남자는 군대를 다녀오고, 남녀 모두 졸업 후에는 취업에 목을 맵니다.

결혼도 출산도 줄었으니, 이후의 삶은 일하고, 쉬고, 일하고, 놀고의 연속, 그 사이사이에 행복을 찾습니다.

日本語訳
「韓国人の一生」

5月は、韓国人の一生がどのように流れていくのか改めて考えさせられます。

生まれて100日になったら100日祝いをし、1年になったら1年祝い(トルジャンチ)をして、トルジャビ*で何を手に取るのか、大いに関心を向けられます。

鉛筆を取ったら勉強ができるようになると言って喜んでいた大人たちが、今はお金を取らないと喜ばないそうです。

小学校の時から高校の時までは、あちこちの塾に通って勉強ばかりします。

大学に行って、男は軍隊に行き、男女とも卒業後は就職に命懸けです。

結婚も出産も減り、以降の人生は働いて、休んで、働いて、遊んでの連続、その合間合間に幸せを探します。

*トルジャンチの際に行う催しで、1歳の子どもの目の前に紙幣や鉛筆、本などの道具を置き、どの道具を手に取るかで子どもの将来を占うもの

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1歳の誕生日ケーキを前に喜ぶ子どものイラスト

어버이날의 외식(2024.5.8 配信分)

어버이날의 주요 행사는 부모님과의 식사입니다. 특히 고깃집을 많이 가지요.

달콤한 양념이 배이고 야들야들한 갈비를 선호하는데, 소갈비로 시작해서 돼지갈비로 끝내기도 하고, 소냐, 돼지냐 한 가지만 선택해서 먹기도 합니다.

그리고 마지막엔 반드시 냉면이나 된장찌개, 공깃밥으로 쑥 내려 줍니다.

부모님이 그래도 고기를 드실 수 있을 때가 행복합니다.

거동이 불편하고 소화력이 떨어지면 외식도 불가하니까요.

앞으로 사실 날을 생각하며 보통의 날들도 기쁘게 보내려 합니다.

日本語訳
「父母の日の外食」

父母の日の主な行事は、両親との食事です。特に焼肉屋によく行きますね。

甘いヤンニョムが染みてやわらかくなったカルビが好きなのですが、牛カルビに始まり豚カルビに終わることもあるし、牛か豚、一つだけ選んで食べたりもします。

そして最後は必ず冷麺か、テンジャンチゲとご飯でぐっと消化させます。

それにしても、両親がお肉を食べることのできる時が幸せです。

体が不自由になって消化が悪くなったら、外食もできませんからね。

これからの両親のことを考えながら、普通の日々も楽しく過ごそうと思います。

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祖父母と一家が楽しそうに食事をするイラスト
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