※このコーナーは、『韓国語ジャーナル hana』の定期購読者に送付されている会報誌『hana通信』の「嗚呼、副編 懐かしのK-POP」を再編集したものです。
1990年代を代表する歌手、パク・ジニョン
『韓国語学習ジャーナル hana29号』の特集内、1990年代の音楽紹介に登場した歌手の中で、当然このコーナーで紹介したと思っていたレジェンドがいました!
その男こそ、そう韓国一ノースリーブが似合う男、박진영(パク・ジニョン)。日本で大流行した『Nizi Project』のプロデューサー、J.Y.Parkとしてご存じの方も多いのでは?
JYPエンターテインメントの創業者で、音楽プロデューサーとして名だたる人気アーティスト、ヒット曲を世に送り出してきました。
でもこの人自身の持ち曲は、日本ではあまり知られていないように思います。
奇抜なファッションが話題に
1994年に「날 떠나지 마(僕から去らないで)」でデビュー。独特な外見と、キレッキレのダンス、圧倒的な歌唱力、そして奇抜が過ぎるセクシー(?)なファッションで、デビュー当時は「あいつは何者なんだ?」と話題に。
でも「嫌よ嫌よも好きのうち」とばかりに、少しずつお茶の間に浸透していきました。
代表曲を紹介すると、まず1996年発売のダンスミュージック「그녀는 예뻤다(彼女はきれいだった)」。ハスキーな裏声で歌うパク・ジニョン節炸裂で、大ヒット。
次に1998年発売のファンキーなメロディーに、一周回ってすごくかっこいい振り付け「허니(ハニー)」があります。
パク・ジニョンのミュージックビデオは必見
そして副編的パク・ジニョンといえば、この曲!というのが2001年発売の「난 여자가 있는데(僕は彼女がいるのに)」。
恋人がいるのに、他の女性を好きになってしまった男心を切なく歌い上げています。
ミュージックビデオではタップダンスも披露していて、それがかっこいい!
ちなみにパク・ジニョンがプロデュースしたアイドルグループgodの4集に「난 남자가 있어(私は彼氏がいるわ)」というアンサーソング(?)が収録されており、併せて聴くと、より一層楽しめます。
そして、ストーカー男の気持ちを歌った歌詞が気持ち悪すぎて面白い「니가 사는 그집(君が住むその家)」。
全体的に気持ち悪いんだけど、「니가 낳은 그 아이까지도 모두가 내 아이였어야 해(君が産んだその子どもまでも、全てが僕の子どもじゃなくちゃ駄目なのに)」って歌詞なんかゾッとします。よくもまあこんな歌詞思い付くなぁと。
ミュージックビデオも相当狂気なので、ぜひご覧あれ。
ちなみにノースリーブがトレードマークと言いましたが、実はもう一つ彼のトレードマークがありまして、ぜひ「박진영 비닐바지(パク・ジニョン ビニールズボン)」で検索してみてください。
キモかっこいいパク・ジニョン、大好きです!