【韓国語のエッセイ】11月月間ベストセラー&新刊情報

【韓国語のエッセイ】2024年11月月間ベストセラー&新刊情報

教保文庫の11月のエッセイ月間ベスト10と注目の新刊情報をご紹介します。『日常の言葉たち』(牧野美加訳、葉々社、2024年)、『子どもという世界』(オ・ヨンア訳、かんき出版、2023年)など邦訳書も出版されている著者による「大人」についてのエッセイが10位にランクインしました。注目の新刊では、60歳を過ぎ、「人生の第二幕」について考えるためのエッセイを紹介しました。

※ランキング記事ではハングルのルビを省略します。

教保文庫ベストセラー月間ベスト10(韓国語のエッセイ)

1位:『어른의 행복은 조용하다(大人の幸せは静かだ)』

태수(テス)著/페이지2북스(ページ2ブックス)/2024.11.4

『어른의 행복은 조용하다(大人の幸せは静かだ)』
『어른의 행복은 조용하다』
태수

2位:『우리는 사랑 안에 살고 있다(私たちは愛の中に生きている)』

유혜주(ユ・ヘジュ)、조정연(チョ・ジョンヨン)著/21세기북스(21世紀ブックス)/2024.11.21

『우리는 사랑 안에 살고 있다(私たちは愛の中に生きている)』
『우리는 사랑 안에 살고 있다』
유혜주、조정연

登録者数85万人のYouTubeチャンネル「리쥬라이크(リジュライク)」を運営する夫婦による初のエッセイが出版されました。出会いから結婚、妊娠、出産、育児など多くの過程を経て、愛の中で成長していく家族の日常がつづられています。

3位:『나의 인생만사 답사기(私の人生万事踏査記)』

유홍준(ユ・ホンジュン)著/창비(チャンビ)/2024.11.1

『나의 인생만사 답사기(私の人生万事踏査記)』
『나의 인생만사 답사기』
유홍준

『私の文化遺産踏査記』(大野郁彦訳、法政大学出版局、2000年)や『日本の中の朝鮮をゆく』(橋本繁訳、岩波書店、2015)など邦訳書も出版されている著者による30年ぶりのエッセイが出版されました。「文化遺産の伝道師」として知られる彼は、これまで数多くのベストセラーを生み出してきた作家でもあります。「いい文章を書くためのアドバイス」から「大学時代のテストの答案公開」「歌手のキム・ミンギへの追悼の言葉」など、著者の人生が詰まった一冊です。

4位:『행복할 거야 이래도 되나 싶을 정도로(幸せになれるはず、不安になるほどに)』

일홍(イルホン)著/부크럼(ブクロム)/2024.7.29

『행복할 거야 이래도 되나 싶을 정도로』
『행복할 거야 이래도 되나 싶을 정도로』
일홍

5位:『삶을 견디는 기쁨(人生を耐える喜び)』(リカバー:K)

헤르만 헤세(ヘルマン・ヘッセ)著、유혜자(ユ・ヘジャ)訳/문예춘추사(文芸春秋社)/2024.2.28

『삶을 견디는 기쁨(人生を耐える喜び)』(リカバー:K)
『삶을 견디는 기쁨』
헤르만 헤세

6位:『당신에게 분명 좋은 일만 생길 거예요(あなたにきっと良いことしかやってこないはず)』

이슬비(イ・スルビ)著/다담북스(タダムブックス)/2024.5.13

『당신에게 분명 좋은 일만 생길 거예요(あなたにきっと良いことしかやってこないはず)』
『당신에게 분명 좋은 일만 생길 거예요』
이슬비

「今つらいのは、幸せに向かうための過程なのだ」「吹きすさぶ風や冷たい雨、灼熱の太陽に耐えれば最後に芽は出る」など、ポジティブな言葉で疲れた心を癒やしてくれるエッセイです。表紙には名前が書き込めるスペースが用意されているので、プレゼントとしても人気です。

7位:『나는 메트로폴리탄 미술관의 경비원입니다(私はメトロポリタン美術館の警備員です)』(20万部記念ハードカバーエディション)

패트릭 브링리(パトリック・ブリングリー)著、김희정(キム・ヒジョン)・조현주(チョ・ヒョンジュ)訳/웅진지식하우스(ウンジン知識ハウス)/2023.11.24

『나는 메트로폴리탄 미술관의 경비원입니다』
패트릭 브링리

8位:『기분이 태도가 되지 말자(気分が態度にならないように)』(20万部記念)

김수현(キム・スヒョン)著/하이스트(ハイスト)/2022.11.25

기분이 태도가 되지 말자
『기분이 태도가 되지 말자』
김수현

9位:『어떤 비밀(ある秘密)』

최진영(チェ・ジニョン)著/난다(ナンダ)/2024.10.25

『어떤 비밀(ある秘密)』
『어떤 비밀』
최진영

最近、初の邦訳書『ディア・マイ・シスター』(すんみ訳、亜紀書房、2024年)が出版された著者による初のエッセイです。啓蟄(けいちつ)から雨水まで二十四節気に送る手紙をしたため、それぞれに文章を加えて完成した本書は、これまで著者が世に送り出してきた作品のエピローグであるともいいます。作家として生きることになった「秘密」=「愛する気持ち」が余すところなくつづられています。

10位:『어떤 어른(ある大人)』

김소영(キム・ソヨン)著/사계절(サゲジョル)/2024.11.13

『어떤 어른(ある大人)』
『어떤 어른』
김소영

『日常の言葉たち』(牧野美加訳、葉々社、2024年)、『子どもという世界』(オ・ヨンア訳、かんき出版、2023年)など邦訳書も多数出版されている著者が、今度は「大人」について書きました。子どもたちと同時代を生きる大人として、また子どもが成長していく過程において求められる役割を探ります。

注目の新刊

『60, 다시 쓰는 청춘 일기(60、再び書く青春日記)』

권부귀(クォン・ブグィ)著/미다스북스(ミダスブックス)/2024.12.11

『60, 다시 쓰는 청춘 일기(60、再び書く青春日記)』
『60, 다시 쓰는 청춘 일기』
권부귀

著者はこれまで、大病を乗り越え、数多くの山に登り、60を過ぎて大学を卒業して作家に挑戦するなど、どんな時もチャレンジ精神を忘れませんでした。「老年」の始まりを迎えた読者に向けて、家族や友人関係、健康、死などあらゆるテーマで「人生の第二幕」を始めるためのアドバイスを伝えます。

※この記事で紹介した書籍の購入は、「教保文庫、11月の月間ベストと注目の新刊(エッセイ)」の記事をご参照ください。

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