教保文庫の8月のエッセイ月間ベスト10と注目の新刊情報をご紹介します。注目の新刊では、『여자 둘이 살고 있습니다(女ふたり、暮らしています。)』(清水知佐子訳、CCCメディアハウス、2021)の改訂増補版と、その著者の一人である김하나(キム・ハナ)の母、이옥선(イ・オクソン)のエッセイを紹介しました。
※ランキング記事ではハングルのルビを省略します。
記事の目次
- 教保文庫ベストセラー月間ベスト10(韓国語のエッセイ)
- 1位:『허송세월(虚送歳月)』
- 2位:『나는 메트로폴리탄 미술관의 경비원입니다(私はメトロポリタン美術館の警備員です)』
- 3位:『내가 한 말을 내가 오해하지 않기로 함(僕が言った言葉を僕が誤解しないようにすること)』
- 4位:『행복할 거야 이래도 되나 싶을 정도로(幸せになれるはず、不安になるほどに)』
- 5位:『기분이 태도가 되지 말자(気分が態度にならないように)』
- 6位:『당신은 결국 무엇이든 해내는 사람(君は結局何でもやり遂げる人)』(10万部記念特別リカバーエディション)
- 7位:『찌그러져도 동그라미입니다(ペチャンコになってもマルです)』
- 8位:『무정형의 삶(無定形の生き方)』
- 9位:『전지적 루이 & 후이 시점(まるごとルイ&フイの視点)』
- 10位:『달리기를 말할 때 내가 하고 싶은 이야기(走ることについて語るときに僕の語ること)』
- 注目の新刊
教保文庫ベストセラー月間ベスト10(韓国語のエッセイ)
1位:『허송세월(虚送歳月)』
김훈(金薫)著/나남(ナナム)/2024.6.20
2位:『나는 메트로폴리탄 미술관의 경비원입니다(私はメトロポリタン美術館の警備員です)』
패트릭 브링리(パトリック・ブリングリー)著、김희정(キム・ヒジョン)・조현주(チョ・ヒョンジュ)訳/웅진지식하우스(ウンジン知識ハウス)/2023.11.24
3位:『내가 한 말을 내가 오해하지 않기로 함(僕が言った言葉を僕が誤解しないようにすること)』
문상훈(ムン・サンフン)著/위너스북(ウィナーズブック)/2024.1.5
4位:『행복할 거야 이래도 되나 싶을 정도로(幸せになれるはず、不安になるほどに)』
일홍(イルホン)著/부크럼(ブクロム)/2024.7.29
これまでSNSを通じて社会とコミュニケーションを取ってきた著者が、人生をポジティブに捉える方法を伝えます。「不幸は幸福に勝つことはできない」という考えの下、今ある状況を肯定し、目の前にある幸せを感じることができるヒントが盛りだくさんです。
5位:『기분이 태도가 되지 말자(気分が態度にならないように)』
김수현(キム・スヒョン)著/하이스트(ハイスト)/2022.11.25
6位:『당신은 결국 무엇이든 해내는 사람(君は結局何でもやり遂げる人)』(10万部記念特別リカバーエディション)
김상현(キム・サンヒョン)著/필름(Feelm)/2022.4.20
7位:『찌그러져도 동그라미입니다(ペチャンコになってもマルです)』
김창완(キム・チャンワン)著/웅진지식하우스(ウンジン知識ハウス)/2024.3.28
8位:『무정형의 삶(無定形の生き方)』
김민철(キム・ミンチョル)著/위즈덤하우스(ウィズダムハウス)/2024.7.10
9位:『전지적 루이 & 후이 시점(まるごとルイ&フイの視点)』
송영관(ソン・ヨングァン)著/위즈덤하우스(ウィズダムハウス)/2024.7.31
2023年7月7日に韓国初の「双子のパンダ」として生まれたルイバオとフイバオ。赤ちゃんパンダの誕生から1歳の誕生日を迎えるまでの成長過程を、写真とエッセイで振り返ります。
10位:『달리기를 말할 때 내가 하고 싶은 이야기(走ることについて語るときに僕の語ること)』
무라카미 하루키(村上春樹)著、임홍빈(イム・ホンビン)訳/문학사상(文学思想)/2016.12.15
世界的な作家として活躍する著者の原動力は「走ること」。本書は、走ることが彼の生き方に、そして彼が生み出す作品にどのような影響を与えたかを語る回顧録です。
注目の新刊
『여자 둘이 살고 있습니다(女ふたり、暮らしています。)』(改訂増補版)
김하나(キム・ハナ)、황선우(ファン・ソヌ)著/이야기장수(イヤギジャンス)/2024.8.26
『女ふたり、暮らしています。』(清水知佐子訳、CCCメディアハウス、2021)の改訂増補版が出版されました。既存の内容に、新たなエッセイ4編と未公開の写真が追加され、表紙と本文のデザインも新しくなりました。
『즐거운 어른(楽しい大人)』
이옥선(イ・オクソン)著/이야기장수(イヤギジャンス)/2024.8.26
著者のイ・オクソンは、『女ふたり、暮らしています。』(清水知佐子訳、CCCメディアハウス、2021)の著者の一人であるキム・ハナの母親です。本書には、子どもを育て上げ、夫を見送り、人生の宿題を終えた後に続く老年の日常と知恵がつづられています。「有名になっちゃ駄目」「私の夢は孤独死」「変な男に引っかかって人生がめちゃくちゃになった女はいるけど、男と付き合わないからって人生を棒に振った女はいないんだって」などの名言と共に、「楽しい大人」に出会えるエッセイです。
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